
日本食を、世界遺産に登録しよう!っていう動きがあるのを知ってるかしら?
なんなの??それって思う方も多いかもしれないんだけど、
とっても大事なことなのよ^^
世界遺産っていっても、
無形文化遺産ね。
フランス料理とかスペイン料理なんかはとっくに認められてるわ。
この申請が受理されれば、
日本食は後世に残していくべき素晴らしい食文化である、
と世界的にも公式に認められ、
じゃぁみんなで大事にしていこうじゃないか!
っていうことになるのよ。
私はこうなるのが遅いんじゃないかって思ってるくらいよ。
まぁ、日本料理ていっても、実際は枠が広すぎてねぇ。
何を日本の食文化とするかっていう枠組みが難しかったもんだから、
ここまできてしまったのは仕方がないといえば仕方がないんだけど。
結局「だしのうまみ」とか「米」とか「発酵食品」あたりで攻めてるらしいわ。
確かに、「だし」はこの間もお話させて頂いたけど、
日本が持つ、海外に誇れる食文化だと私も思うわ。
おおいに結構! ぜひ認められてほしい!!
今、日本には、いろいろな国の食文化があふれているでしょう?
それはそれでもちろんいいことなんだけれども、
自国の料理をしっかりと知り、愛する気持ちが土台にあってこそだと、私は思うのよ。
この頃あまりにもお手軽なものがあふれすぎてきて、
後世に引き継いでいくべき日本食のすばらしい要素を、
今、忘れすぎてやいないかって、実は私、すごく危惧してるの。
だからこそ、日本食が世界無形文化遺産に認められることはまず第一歩。
日本食のよさを忘れかけた今の時代に、
改めて日本食の素晴らしさを認識してもらう、とてもいいチャンスだって思うのよ。
私達日本人は、赤ちゃんのころから「だし」を口にするわ。
離乳食でも和だしを活かしたものがたくさんあるでしょう?
ずーーーっと食べてきてるのよ。知らず知らずのうちに。
だから、何か大変なことがあったり、泣きたいことがあったりしても、
一杯の味噌汁で救われるっていう遺伝子をちゃぁ~んと持ってるはずなの。
それを口にしたら無意識に心が和むようにできてんのよ。
私にも覚えがあるわ。
失恋して、家にかえって、
母の作る味噌汁を何気なく口にして、
涙が出そうになったこと・・・。
あと、結婚してからなんだけど、体調を崩している時に、
母がうちにきて、おだしのきいたかきたま汁を作ってくれたんだけど、
やっぱりそれ飲んで、すごーーーーーーーーーーくほっとしたのよ。
あなたにも、ないかしら?そんな経験。
やっぱりこういった日本食を通じての家族との心のコミュニケーションって、
すごく大事だし、
私達世代がもっともっと努力して、
自分の子どもの世代にも、しっかり引き継いでいかなくちゃいけないことだと思うわ。
やっぱり日本食離れが、ちょっと進みすぎてるわよね。どう考えても・・・・。
こんなに素晴らしい食文化なのに。
ちょっと話はかわるけどさ、
今、日本の子どもの「幸福感」が、
世界に比べてもかなり低いことが問題になっているでしょう?
孤独感なんて世界一らしいのよ。
しかもだんとつよっ、だんとつ・・・・。
なんて悲しいことなのかしら。
これって私達大人の責任よ。
教育環境に問題があるんじゃないかってことも言われているけど、
そんなもんじゃ解決できないって、私思うわ。
じゃぁどうやって解決するかって、頭を抱えてしまいそうだけど、
実はとっても身近な方法がひとつあると私は思ってるのよ。
その名も
「一杯の味噌汁プロジェクト」!
(今勝手に命名した-笑)
あくまでも個人的な意見よ。
おだしのきいた、あったか~い味噌汁。
心のこもったお母さんのお味噌汁。
とにかく地道に地道に、毎日子どもに出し続けるの。
コツコツよ。本当に長いこと積み重ね、積み上げるの。
朝起きた時。
家族のみんながそれぞれ疲れて帰ってきてみんながそろう夕食。
どっちか1回、1杯の味噌汁でいいわよ。
はじめはお互い黙って飲んでもいいわ。
会話なんてはずまなくても、気にしない。
そこに何かを期待してもだめ。
でも続けるのよ。
毎日、毎日、続けるの。
そしたら、そのお母さんの味噌汁は、いつのまにか、子どもたちの中で
「安心感」のようなものにきっとかわるわ。
落ち込んだ様子で帰ってきて、何も言わないけど、
お母さんのみそ汁を飲んだら、心が和む。
相談なんてできないけど、無条件でほっとする。
味噌汁がそんな存在になるはずなのよ。
その「安心」ってね、必ずその子の「居場所」につながると思うのよ。
「居場所」ってすごーーーーく大事なのよ。だれにとっても。
とくに子どもたちにとっては一番必要な場所。
「居場所」があったら必ず孤独感からは開放されるし、
子どもの心も今よりずっと軽くなるわ!
そしてその「居場所」こそがその子の幸福感につながるもんじゃないかしら。
んな、ばかばかしい、そんなことで子どもが幸せになるんだったら・・・
って思う方もたくさんいるかもしれないけど、
私は
「一杯の味噌汁プロジェクト」
けっこういけるんじゃないかって確信してるわ^^
だめもとで、あなたもいっしょにどう??
簡単なようでけっこうな努力が必要なのよ、これ。
今の子どもが持つ孤独感は、そうそう簡単には解消されないはずだから、
私達大人がコツコツ頑張らなくちゃいけないのよ。
今日も味噌汁、明日も味噌汁。
子どもにどうかあったか~いお味噌汁を^^
というわけで、
今日はあれこれ熱ーーーく語ってしまったけど、
日本食の本当の良さを、もっともっと知っていくべきだということを
とにかく伝えたかったのよ~~~。
全く違う発想の方もいるだろうから、あくまでこれは私の個人的な意見として読んでくれると嬉しいわ。
本日のごはんは、そんなこんなで、日本の典型的な食卓を作ってみました。
一汁三菜のシンプルな食卓よ^^

「おいしいぶりの煮つけの作り方」
今日は和食のルールにのっとった、正統派のぶりの煮つけのレシピをお届けしたいと思うわ。
日本食っていっても、じゃぁどうすりゃいいのよ??って人もいるだろうから、
少しでもそのお手伝いをしたくて^^
「煮つけ」ってどうも上手にできないとか、いまいちって人がいたらぜひ読んでみてね。
下ごしらえさえしっかりとすれば、養殖のお安いぶりでも、
驚くほどおいしく頂けるのよ^^
******
まず、煮つけで絶対に省いてはいけないのは、「湯引き」。
いわゆる「霜ふり」という作業。
これを面倒だなぁと思うくらいなら、煮つけはやめて焼いてしまったほうがいい、
ってくらい、大事な作業なの。
魚の表面にはどうしても臭みのもとになる成分が付着してるわ。
釣りたてならいいんだけどね^^;
やっぱりスーパーに並ぶまでにはどうしても鮮度が落ちるわけだし。。。
焼き魚だったら、焼く数十分前に「ふり塩」をするでしょう?
あれは、浸透圧の関係で、臭みのもとになる成分を水分と一緒に出してしまおう、
っていう大事な作業なんだけど、
それと考え方は全く同じ^^
とにかく煮つけにする前に、さっと熱湯にくぐらせる!
殺菌と同時に、表面のタンパク質を瞬間的に固めることによって、煮汁もくさみなくすっきり仕上がるわ。
余分な水分もでなくなるので、魚がジューシーに仕上がるのよ^^

というわけで、熱湯にさっとくぐらせたぶりの切り身がこれ。
熱湯にいれるとすぐに表面が白くなるのよ。
そしたらすぐに出すの。ほんとにすぐよっっ。
このあと、冷水に必ずとるわ。
汚れがあったらとりのぞいて、キッチンペーパーにとるの。
で、水分をきっちりおさえる。

そしたら、鍋に
酒150ccくらい&しょうが(皮ごとスライスしたもの)と一緒に入れます。
(これだとちと鍋がでかい^^;)
そう、
水、なしっっっ。
魚の美味しさをひきたてるには、酒だけの水分で炊くのが一番なの。
で、本来魚は煮たったところに入れるけど、
酒ということもあるし、ぶりのような脂がのった魚ならはじめから入れてOK。
そのかし、強火で一気に煮立てます。

ほんとにすぐ煮たってくるので、
アクがでたら丁寧にすくいましょう。
酒だけで煮る時間、ほんの1分とかそのくらい。
アルコール分をきっちり飛ばします。

次に、砂糖を大さじ1ほど加え、そのまま強火でぐつぐつ。
まぁ2~3分かな。
※料理の「さしすせそ」の順番はちゃんと守ってね^^
塩分を先にいれると、素材が塩気でみたされてしまい、あとから砂糖を入れても入る余地がないです。

そうしたら、しょう油を大さじ2ほど投入。
あとはホイルでふんわり落としぶた風にして、

煮汁が少しとろっとするまで一気に煮るべし。
決して火を通しすぎないこと。

あっという間に完成するわ。

この照り感は、砂糖で出るってもんじゃなくって、
酒で炊くからなのよ。
魚と日本酒の相性っていうのは、本当にすごいわ。
※ちなみに酒は、「料理酒」と書いてあるものには塩分がふくまれているので、
普通の日本酒を使うことをお勧めします。
高い酒じゃなくっていいのよ。とにかく余計な塩分が入ってなければそれでいいの。
*****
一口食べたむすめ
「あれ?ママ、今日のお魚、高級?」
ですってよ。
ぷっ。高級って・・・・(笑)
これ、1切れ100円ちょっとなんですけどっっっ(笑)
JUNA夫さんは、
「今日の煮つけは、一段とおいしいんだけど、高いぶり??」
・・・・・
また値段ですかっっっ(笑)
だから、
やっすい養殖のブリですけどっっっ♡
ふふふ、
それだけ、二人の心にひびいたってことね。
おっしゃ

作った方もいい気分~~♪
ちょっとした手間かもしれないけど、
おいしい魚の煮つけが食べたい方は、だまされたと思ってぜひやってみてね^^

あとは「一番だし」で作った
「白菜と油揚げのささっと煮」
今回の一番だしは、昆布63度前後で30分程度ひいてます。それにプラスしてかつおぶし。
これでもけっこうまろやかなおいしいだしだったわ。
でも、その30分以降から、グルタミン酸の伸びがまだ出るので、
時間があればもうちょいいきたいところだったわ^^;
一番だしなので、味付けは塩としょう油少々のみ。
そこに白菜1/4個と油揚げ(2枚)を入れて、さっと煮るの。
煮こむ必要はないわ。白菜がくったりとしたらOK。
煮込まないかわりに、一旦冷ましてあげるという過程を入れると、
だしがしみこんで、とってもおいしく仕上がります。次の日なんか最高よ^^

こちらは「ほうれん草のおひたし」
おひたしっていってもねぇ、
さっと湯がいて冷水にとったほうれんそうに、
↑上の煮ものを作る前の「一番だし」を少々もらって、かけてあるだけなの。
あとはゆずの皮をのせて、食べる時にしょう油をちょろっとかけるだけ。
これだけで、なんともまぁ贅沢な味わいよ^^

あとは「なすとスナップえんどうの焼き物」
油でソテーして、塩をふってあるだけのシンプルなものです。

そして「二番だし」を使った
「もやしのお味噌汁」
「一番だし」を作ると、必ず味噌汁2回分くらいの「二番だし」がとれるので、
夕飯→次の日の朝の味噌汁に使えるのよ。
最近、朝食がパン派からごはん派に、むすめがかわりつつあるので、
「二番だし」があると助かるのよね。
それだけで、朝からささやかな贅沢気分が味わえるの^^
ってなわけで、
今日はなんだか長くなってしまいましたが、
日本食のよさを、みなさんもぜひ見つめ直してみてはいかかでしょう。
どうぞよろしくお願いします♪
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☆今日のJUNA夫さん弁当☆

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・ねぎ入り卵焼き
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